主役は製造業からサービス業へ


今日のNHK「クローズアップ現代」のタイトルは「買わない消費者 急増中!?」

20代、30代の若者たちの多くが消費しなくなっているという。
洋服は古着、家電製品は動く限り使い続けるといった具合だ。しかし、そんな彼等・彼女らも自分のライフスタイルを守るためには決してお金を惜しまないという一面も見せていた。

20代のころ、収入のほとんどをレコードに使っていた事を思い出した。気になるレコードは片っ端から買っていたなあ。最終的にはそれが仕事になっちゃってレンタルレコード屋を開けた。

やるだけやったという自負もあって、今は欲しいCDは滅多にない。集めたレコードも今は手元に1枚もない。数百枚のCDがあるだけだし、それらもほとんどパソコンにコピーしてあるので、聞く時はパソコン経由が多くなった。

政府がどんなに景気回復を唱えても、消費はどんどん減るだろう。「CO2は減らす。そして景気も上昇させる」なんという矛盾だろう。

これからの人間は「どう生きるか」を強く意識しながら生きていくことだろう。10年以内に壊れた家電は必ず直して使うようになっていくのが普通になっていくだろう。

21世紀の主役となる産業は製造業ではなく、サービス業に移行していくのが自然の流れといってもいいだろう。それを見据えないで論議するような経済論者はその肩書を「詐欺師」としたほうがいいでしょうね。

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