昨夜BSで「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」を観た。3時間の長編でインターミッションが3回入るという「十戒」なみの大作。制作年がスタートに出るのだが・・・1984年。22年も前の映画になってしまった。
主人公ヌードル(デ・ニーロ)が愛するデボラの少女時代を演ずるジェニファー ・コネリーの可憐さと大人びた態度は今度も心を揺さぶった。
不器用な愛の表現は、自分が若かった時の頃を思い起こさせてほろ苦い感傷に浸ってしまった。携帯もなく二人だけのベルの合図でつなぐ毎晩の長電話、連絡の取れない時の苛立ち、出してはいけない手紙・・・
屈折しながらも突き進む青春。愚かだけれどピュアな精神。みんな昔昔のお話なんだろう。人間の愚かさが終る事は無いのかもしれない。そして純粋に生きる事は決して容易ではなく苦しいことも多いんだろうけれど、人生の終わりの時に「にっこり」出来る何かがあれば、それでいいのかもしれない。