iPodの政治力はスゴイなあ

iPod対応に乗り出した航空会社は、エールフランス、コンチネンタル、デルタ、エミレーツ、KLM、ユナイテッドの6社。乗客はiPodシートコネクションを通じて、フライト中にiPodを充電したり、シートバックのディスプレイを使ってiPod内のビデオコンテンツを楽しめるようになる。
というNEWS。ここまでデファクトスタンダードにしてしまう企画力、政治力にはビックリです。たかがMP3プレイヤーをここまでにするのは、もはや技術力とは別次元だろう。個人的にはiPodは第1期モデルを買って数週間手放したくらい、それを必要としない生活スタイルなんで、どうでもいいサービスではあるんだけどね。
 そもそもiPodみたいなものの出現で音楽は「使い捨て」なものになってしまったことに不快感を覚えているわけで、僕から見ればiPodで音楽を聴いている奴と音楽の話をしたいとは思わない。それだったら街で流れる雑多な音楽や雑音の中から新しい発見をするほうがずっとクリエイティブだし楽しいことなのだ。
 極論を言えば街を歩くiPodは風のそよぎも陽のぬくもりも奪い去ってしまうだろう。いつか彼らも気づくとは思うけれど・・・

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