今年6月頃に予定していたんだけれど、安いプランがなかなか見つからない中、突然安いツアーが3月にあったので思わず決めてしまった。今回は友人のお嬢さんたち2人を連れてなのでがらにもなく責任ある立場での旅になった。
いつもならLiveの情報くらいはキッチリ探してから行くんだけど、なかなか旅行社とのマッチングがうまく行かず、結局旅行会社を変更して即決となった。出発日まで2週間あまりしかなかった。バタバタして結局マルシェでも見てまわろうかという程度の軽いスケジュールだけ組んで7泊9日の旅となった。ソウル乗り換えの体感航空の乗り慣れたコース。行きの機内食ランチは今回も定番のビビンバ!
Googleで天気予報を1週間ほど前からチェックしてたんだけどけっこう荒れている。パリでは1度も雨にあった事が無いんだけどさすがに・・・案の定パリに着くと迎えに来た案内の方が「今年の3月の天気はヒドイんですよー。でも昨日からやっと安定して・・・」
そーなんです。着いた日から雨もなく3日目から帰国日まではドカピンの青空で20℃は間違いないだろうという陽気でダウンジャケットも全く不要!!「パリの天気ムッシュ」なのです、私は。
2日目ホテル近くを散策しているとJAZZライブのポスター。同行の二人を待たせて中に入りカウンターで聞いてみると(英語が微妙に通じたので)、タダらしい。その夜開演時間に行くと既になにやら音が聞こえてきて、もう始まってる?でも客席はわいわいしゃべっていて聞いてる風情ではないが、なにやらイイ雰囲気。普通に200人くらい入りそうなスペースなんだけど椅子は30席くらいしかなく、その前にペタンと座ってる人、残りはその後でスタンディング。それに客の年齢層がやけに高い。60歳以上はいってるし、しかもみんなちゃんと正装してるんですな。奥様は毛皮のコートだし、旦那は蝶タイ。
ヴォーカルのお姉さんが出てきて本番になるとみんな静かに聞き始めた。それでも隣接したバー付きのロビーでは全くこちらには興味なしといった感じで相変わらずペチャクチャ。その間のドアは最後まで空きっ放しだったのです。曲はほんとベタなスタンダードで全部英語で歌ってました。ラストの前に椅子に座っているヨボヨボのおじいちゃんが紹介され渡されたクラリネットケースらしきものを開けてやおら組み立て始めますが、手元もおぼつかずなかなかちゃんとおさまらない。オイオイと思ってたら、これ前ふりだったのです。
マイクの前で何やらしゃべり出し、そのまま歌を歌い出し、しばらくするとスキャットマンのようなスキャットを一節終えてクラを吹き出したのです。なかなかの芸達者ですねー。みんなにも大うけで客席と掛け合いをやってました。メインの女性ヴォーカルの様子からすると1曲で終わる予定だったろうけど、おじいちゃん帰る気配もなく、そのままエンディングまでマイクから離れることはありませんでした。
そういえばこのおじいちゃん、女性ヴォーカルが表れるまでご婦人とダンスしてました。いやはやエスプリにあふれたパリの大人たちのお楽しみ会にちゃっかり紛れ込ませていただきました。気付けば日本人はもちろん旅行者らしき人は僕ら以外誰もいませんでした。2日目の夜のサプライズの巻でした。
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http://picasaweb.google.co.jp/5258704/Paris2009#
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