ユーミンのMASTER TAPEを見た

A-109

NHK-BSで「MASTER TAPE」というドキュメンタリーを見た。
彼女のファーストアルバム「ひこうき雲」のマスターテープを当時の仲間たちともう一度聞いてみようというものだ。

「ひこうき雲」が発売された時、荒井由実は無名の新人で、僕らはそれよりもハッピーエンドを解散したメンバーの数人がこのアルバムのバックミュージシャンをやっている事が重要だった。ヴォーカルにはほとんど興味がなく、そのバックバンドの音にハッピーエンドのその後を感じ取っていたものだ。

 マスターテープというのは恐ろしいもので、未加工のバンドのサウンドがそのまま聞ける。レコードの完成されたサウンドとは別の空気が伝わってくる。

「きっと言える」で細野がガットギターでボサノバっぽいバッキングをやっていたなんて、全く気付いていなかった。(気付かないくらい控えめにミキシングされてたんだけどね)

このギターと間奏のテナーサックスだけをバックに歌わせたミックスで聞くこの曲は全く別モノで、素晴らしい曲になっていた。いやースゴイね!

当時の参加ミュージシャンの中で唯一ギターの鈴木茂がある事情で出演出来なかったのが心残り。ユーミンも言っていたが、もう1回このメンバーでリミックス、いや録り直したいねと言っていた。「小さなクラブでライブもいいな」とも。ぜったい見たい!!!

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