オバマがついにアメリカの大統領になった。
初めてオバマをTVで見たときに感じたのは「ケネディーの再来だ!」という感想だった。英会話のドリルにさえなったケネディーの言葉はわかりやすくピュアだった。オバマにも同じものを感じられたのだ。
彼らに比べ、日本の総理たちのあまりにも意味不明で稚拙な言葉はなんと貧弱なのだろう。言葉にして表現できない人間が国を動かす中心などあり得ないのに。
大統領選挙戦の時から心配していることがある。アメリカはこうした言葉で人々を魅了し、引き付けてきた人が何人も暗殺されてきた歴史があることだ。ケネディー兄弟、J.レノンたちは何の前触れもないまま人々の前から姿を消した。
オバマは、ひょっとしたら今の世界的な不安をも解決してくれそうな気さえさせる稀有な政治家といっていいだろう。彼の「We Can Change」の「We」にはきっと世界中の人々も含まれていると僕は信じている。何事もなく任期をまっとうして世界を救って欲しいと思っているのは決して僕だけじゃないだろう。