個人的なブログを書いてきたんだけれど、本業のサイト管理、サイト運営などの視点からも書いていこうと思い立ちブログのタイトルを変えました。
ITという単語「Information Technology」も今ではあいまいで説得力を持たないものになっているように思います。そして「ホームページ」もそうですね。現在では「****の部屋」とかいうホームページのタイトルを見てクリックする人はほとんどいないでしょう。
元来ホームページという呼び名自体が日本独特のものだったのです。当時はうまい名前つけたもんだなあという意見が多かったように覚えています。それこそ星の数ほどに増えてしまったホームページの中から自分のホームページを見つけてもらうのは至難の技です。
僕がホームページ制作を依頼された場合、ショッピングサイト以外なら最近ではほとんどブログを使ってホームページ代わりにする事を推奨しています。いくつかの理由があるからです。
1.初期制作後、ホームページビルダーなどで修正をかけるたびにサイト全体のデザインが崩れ、とんでもないものになってしまう事が多い。
2.全体のデザインを変えるためには新規に作成するのと同じくらいの労力が必要となる。デザイン全てをCSSでやっていれば別だが、その場合デザインをキチンと見れるHTMLエディターがない。
3.ホームページの更新がTOPページのみになってしまう可能性が高い。
4.新しい技術を簡単に取り込むために常に学習していかなければならない。
これらの問題はブログを使ってホームページの代わりにすることで、ほとんど解決されます。またショッピングサイトは競争力を保つためにはショッピングモールに参加したり、ECサイト用のプログラムで対応しないと管理は複雑になり手に負えないものになってしまいます。ごく少数の商品を取り扱う場合はその限りではありませんが、それでもクレジットカード決済を取り入れようとした場合などは自力ではほとんど無理でしょう。
ビジネス用のホームページを持たれる方は、ホームページをブログという入れ物で構成することを考えられる事をおすすめします。
ブログ形式にした場合、ただ一点問題があります。ブログは順番を入れ替えることは可能ですが、基本的に最新の記事が一番最初に表示されます。ここが落とし穴です。ホームページにしてもブログにしても「更新頻度」がサイトを運営するにあたっての命だという事です。
1年間全く更新されないようなサイトはホームページであろうがブログであろうがリピートして訪れる人は通常無いでしょう。ホームページもブログも形式が異なっても書き続けなければならないのです。「いったい何を?」
・業務報告
・社長やスタッフの日記
・新製品情報
・製品の試用レポート
・イベント案内
・参加しているグループ、団体などでの活動報告
など日々の様子からピックアップしていけば書くことは無尽蔵にあるといっても過言ではないのです。企業が日々どんな活動をしているのかは外からは分からないものです。それぞれの分野のプロの方々の生き様に関心を持つ人は決して少なくありません。試してみませんか?