■デビューの歌にビビっときた!
昔ベストテンで松田聖子がデビューしたのを見た時、直感で、この娘は時代の歌手になると思った。生歌ではなくマイクを通した声の通りが尋常ではなかったからだ。可憐そう(デビュー当時)な面立ちとは逆に声は強く通り表現力もすごかったからだ。
歌謡曲やJAPANポップスには全く興味が無いので、そんな事も忘れてしまっていたし、たぶん整形で変わってしまった顔にも嫌気がさしていて特に気にも止めていなかったんだけれど、佐野元春がNHKでやっている「ザ・ソングライターズ」のゲスト松本隆(松田聖子にも多くの曲を書いている)の話でビックリした。
■松田聖子は天才
彼の話では、松田聖子のレコーディングでは新しい楽曲(詩も曲も)はその日に渡され、マネージャーが鼻歌で歌うのを聴かされながら3度ほど練習すると、もう覚えてしまうのだという。その後3テイクほどでレコーディングは完了するらしい。
あり得ないですよね。松本隆の曲はそう簡単ではないし、彼と組んだ昔の仲間、大瀧、細野といった面々の書く曲も決して簡単ではない。それを3度歌っただけで自分のものにしてしまうというのだ。
松本に言わせれば彼女は声だけでなく身体の全て、指先どころか足のつま先までも使って表現できる力を持っているという。これを天才と言わずして何を天才と呼ぶんだろうと。
■結婚したのが失敗?
パっとしない私生活・結婚のため、いまいちな感じがつきまとっているのが残念ですね。
彼女のあとにスゴイ!と感じたのは安室奈美恵。彼女の声と表現力も超一流だと思ってます。が、あの結婚が台無しにしちゃいましたね。2人ともそんな事を乗り越え、年を重ねてすごいヴォーカリストになって欲しいものです。